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こんにちは。JR稲毛駅前 鈴木歯科医院 歯科医師の阿部です。

オリンピック開幕しましたね。日本のメダルラッシュにワクワクする日が続いていますね。

 

さて、前回、前々回のブログで顎関節症のお話をさせていただきましたが、その治療法の一つにボトックス治療というものがあるのをご存知でしょうか。女性の方であれば、美容の分野で耳にした事がある方もいらっしゃるかもしれません。

今回はボトックス治療についてお話させてください。

 

ボトックス治療とは、ボツリヌス菌の産出するボツリヌストキシンと呼ばれるタンパク質を筋肉内に注射し、筋肉の過活動や緊張の改善を図る治療です。

医科の分野では1980年頃から臨床応用されており、現在でもパーキンソン病や、脳性麻痺、多汗症等多くの疾患の治療に用いられている安全な治療法です。

 

われわれ歯科の分野では、咬筋と呼ばれる噛む時に使う筋肉に作用させます。頬に手を当ててぐっと噛み締めると盛り上がるところが咬筋です。

 

顎関節症の時にもお話ししたように、睡眠時の歯軋りや食いしばり(ブラキシズムという)があると常にこの咬筋を筋トレしているようなものです。筋トレの結果、睡眠時ブラキシズム時にはなんと自分の体重以上の力がかかると言われています。このブラキシズムによる異常な力が加わり続けると、筋肉や顎が痛くなるだけでなく、偏頭痛や肩こり、歯の擦り減り、被せ物や詰め物の脱離や破損、歯(根)の破折、インプラントの破損、脱落等の重大な事件にまで発展していく事があります。

 

歯軋りや食いしばりを根本から無くすことは現在の医療では不可能なので、それによる異常な力のコントロールということで、歯科にボトックス治療が応用されています。

 

歯軋りや食いしばりがある人、噛む力が強い人の特徴として、朝の筋肉の強ばり、エラがはっている(咬筋肥大)、体型がしっかりしている、舌に歯の跡がついている、頬の内側に歯のあとや白い線がある、したあごやうわあごに骨の出っ張りがある等の方は注意です。

 

頑張って治療に通っていただいて治した歯が破折してくると患者さん同様私もほんとに悲しい気持ちになります。

上記の特徴に当てはまる人は、噛む力のコントロールとしてボトックス治療をお勧めします。

 

実際の治療は咬筋に両側で6箇所(片側3箇所ずつ)に注射するだけです。数分で終わります。

効果が現れるまで1〜2週間程度。効果は3〜6ヶ月程度持続すると言われています。

私自身体験しましたが、噛む力が落ち、少し顎が細くなったと妻に言われました!

 

ボトックス治療、是非検討してみてください。

より詳しい話を聞きたいという方は、お気軽にスタッフにお尋ねください。

スタッフ一同、ご来院お待ちしております。

 

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