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こんにちは。 JR稲毛駅前 鈴木歯科医院歯科医師の玉木です。

梅雨の最中、じめじめした気候が続きますね。なんとなく気持ちも沈みがちになりそうです。

 

さて、今日は義歯(入れ歯)の不具合についてお話します。

厚生労働省の歯科疾患実態調査(2016年)では、何らかの義歯・ブリッジを使っている人の割合は55歳以上で半数以上、後期高齢者では84%に達するそうです。

義歯は、歯が残っている方に用いる部分義歯と歯が全く残っていない方に用いる総義歯に分けられますが、いずれも一生使えるものではありません。

保険のプラスチックの入れ歯の場合、数年で作りなおし・修理が必要になることが多いです。

 

入れ歯が合わなくなってしまう原因は何通りかあります。

1つは、入れ歯の材料自体の劣化です。

入れ歯自体がプラスチックで作られているため、経年的な劣化(変形・着色)が起こります。部分的なひび割れなどは材料を足すことで修理で対応できることがありますが、全体的に材料が劣化している場合は作り直しになることが多いです。

また、部分入れ歯など金属のバネも変形により緩くなってしまったり、逆に入れづらくなってしまうことがあります。多くの場合はバネの調整で対応できますが、やはり場合によってはバネのみ作り直しが必要になることもあります。

2つ目は、入れ歯の接する面の歯ぐきの変形です。

厳密には、歯ぐきの下にある顎の骨の吸収がおこり歯ぐきがやせ細ったような状態になることです。顎の骨の吸収が起こる原因は様々ですが、歯の喪失・歯周病・かみ合わせの力・骨粗鬆症などが大きく関係しています。このような場合、入れ歯と歯ぐきの形が合わず、入れ歯のカタつき・歯ぐきの痛み・間に物が詰まるなどの不具合が生じることがあります。基本的には入れ歯の内面に材料を足し、裏打ちをし直すことで修理を行いますが、修理で対応できないケースでは全体の作り直しになります。

また、もともと顎の骨が少ない方の場合は義歯を作る上では非常に困難になってきます。義歯自体は作製可能でも、慣れるまでの調整期間は相当な時間がかかると思われます。こればかりは実際に入れ歯を作って使ってみないことにはわからない面があります。

 

以上のような理由で入れ歯には不具合が生じてしまうことがありますが、我慢して使い続けてしまうと更なるトラブルの原因となります。修理などで改善できることもありますので、まずは一度ご相談ください。

または、治療法を変えるのも一つの選択肢です。

入れ歯にしても、プラスチックだけではなく金属を併用した金属床義歯といったものもあります。作製の工程の違いにより、保険のものよりも精密にピッタリとしたものが作ることが出来ます。金属部分の厚みが薄いため違和感が少なく強度がある、などのメリットがあります。

入れ歯以外の選択肢としてはインプラントが挙げられます。やはり入れ歯と比較してしっかり噛めるようになるのはインプラントのほうです。

顎の骨がない方でも部分的であれば、骨増生と言って人工の骨を足す処置をすればインプラントを入れることが出来る場合があります。全体的に骨が無くなってしまい、総義歯が合わない方も、骨が残っているところに数本インプラントを入れ、その上から専用の義歯を装着するインプラントオーバーデンチャーという治療法もあります。

 

いずれにしてもお口の中の健康は、しっかり噛める・発音できるところから始まります。入れ歯を含めお口の中でお困りのことがありましたら、ぜひ拝見させてください。

スタッフ一同皆さまのご来院をお待ちしております。

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