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こんにちは。 JR稲毛駅前 鈴木歯科医院 歯科医師の山崎です。 今日は歯の移植についてお話したいと思います。 皆さん歯を失う一番の原因は何かご存じですか? 10代から40代では虫歯によって抜く場合が多いと言われていますが、50代以降ではほとんどの 抜歯理由は歯周病によるものです。 抜歯した後に、失った歯を補うための基本となる治療法としては、 ①ブリッジ②入れ歯③インプラントがあります。 それぞれ利点・欠点がありますが、今回はこれに加え「歯牙移植」について詳しくご説明していきたいと思います。 歯牙移植とは、抜いた場所に他の歯を移動させるといった治療法です。その場合に使われるのが、噛み合わせに関与していない親知らずです。 移植のメリットとしては、ブリッジや入れ歯のように両隣りの歯を削るなどの負担もなく、ご自身の歯を使用するため、一定の条件を満たせば拒絶反応などの心配もなく、通常の歯と同様に使うことが出来ます。 ただし、親知らずであれば全て出来るとは限りません。条件としては歯周病や虫歯などによる大きな組織の損傷が無い歯であること、歯根膜と言われる歯の根っこの部分と骨をつなぐ靭帯がしっかりと残っていることです。 歯根膜がないとしっかりと定着せず、移植の失敗に繋がってしまいます。そのため移植をする際は歯の状態や根っこの形態などを十分に精査することがとても重要になってきます。 治療の流れとしては、

1. 保存が難しくなった歯を抜歯する。

2. 親知らず等の移植に利用する歯の抜歯を同日に行う。

3. 抜歯した部分の骨を削ったりして、移植する歯が入るように調整する。

4. 抜歯した部分に歯を移植し固定する。(糸やワイヤーなどで固定)                                                  当日行うのはここまでです。

5. 翌日に消毒、一週間後に抜糸をする。

6. 二週間ほど時間をおいて、ある程度固定されたことを確認し根っこの神経治療を行う。 (元々神経を取っている歯の場合はしない) なぜ神経治療が必要なのかというと、抜歯した際に一度神経が空気に触れてしまうとその時点で神経は感染し、そのままにしておくと段々と壊死していきます。 なので、移植の時は必ず神経治療は必須になります。その点が移植治療のデメリットになります。 またこの治療は親知らずの成長が完全に終わる前、すなわち20代前半の方の成功率が一番高いと言われています。

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