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稲毛駅前鈴木歯科医院の道脇です。

今回は、舌に生じる疾患(地図状舌・溝状舌)ついてお話させていただきます。

舌の固有の変化によって舌に地図状の模様が生じる病気が地図状舌で、舌の表面に多数の溝が見られる形態異常が溝状舌です。

口腔粘膜には水疱性・びらん・潰瘍性・白斑・腫瘤・腫脹などの所見を認める病変がたくさんありますが、今回の地図状舌は舌固有の変化に関連する疾患です。 地図状舌・溝状舌のほかには、黒毛舌・正中菱形舌炎などが挙げられます。

地図状舌の主な症状としては、舌背部に白色や赤色の地図のような模様ができます。舌が少ししみるような症状が出てくる場合もあります。この模様は、毎日変化し数日~数週間で消失します。 若い女性と10歳以下の小児に多く認められ、多くの人は半年から数年間にわたって、症状の出現、消失を繰り返します。 明らかな原因は不明だが、ビタミンBの不足、ストレス、体質異常、内分泌障害、アトピー、遺伝的要因が考えられます。 地図状舌は舌に班紋を生じる疾患なので、患者自身で発見することができます。歯科医院では、舌の状態や症状などを聞き、診断をしていきます。

溝状舌を合併していることが多く認められ、その様な症例では、接触痛が多い傾向にあります。 溝状舌は先天性のものが多いですが、後天的な原因には外傷感染、ビタミンの欠乏、口腔乾燥が考えられ、高齢者では免疫力の低下や唾液分泌量の低下による口腔衛生状況の悪化がきっかけで発症しやすくなるともいわれています。 症状として、形態異常のため無症状のことが多いですが、口腔内の清掃が不十分であると裂溝内に食渣や細菌が停滞し、二次的な炎症を起こし、疼痛だけではなく口臭、味覚障害、運動障害が生じる場合もあります。

溝状舌も地図状舌と同様に患者自身で発見すること容易であり、歯科医院では問診と視診を行います。しかし、全身状態との関連性を疑うような症状が強い場合には大学病院などに紹介を行い精査をしてもらう場合があります。

地図状舌・溝状舌は症状がなければ特に治療をする必要はなく、経過観察を行います。しかし、食物などがしみる場合には、刺激物を避けて副腎皮質ステロイド口腔用軟膏を塗布すると良いとされています。また、ビタミン内服のうがい薬(アズノールうがい液など)でよくうがいをして口腔内を清潔に保つことを気を付けることが重要になってきます。 溝状舌の炎症が起きてしまった場合は、舌ブラシなどによる清掃や、含嗽・軟膏塗布を行い疼痛に対して治療を行います。

地図状舌・溝状舌に関して気になる点などありましたら、歯科医師・歯科衛生士にお気軽にご相談下さい。

皆様のご来院をスタッフ一同心よりお待ちしております。

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