ブログ

Blog

こんにちは。

          

JR稲毛駅前 鈴木歯科医院 歯科医師の山崎です。

今日は粘膜疾患についてお話したいと思います。

 

粘膜とはお口の中の、頬っぺた・唇・上あご・歯茎・舌といった歯以外の軟らかい組織のことを言います。その粘膜の中には唾液腺といって、お口の潤いの源である唾液を分泌する重要な役割を持っているものがあります。この唾液を排出する管が塞がってしまうと、唾液がうまく出ていかず、粘膜がぷっくりと盛り上がったように見えます。

これが粘膜疾患で代表的な「粘液のう胞」といわれるものです。

下唇の内側や舌の裏に出来ることが多く、痛みなどの症状は特にありません。

原因の多くは唇を噛んでしまったり、歯ブラシやお食事の際にお口の中を傷つけてしまったことにより、粘液のう胞が出来てしまいます。

大きさは直径1㎝程度まで大きくなることもあり、つぶれて小さくなったとしても、また唾液が中で溜まり、腫れたり引いたりを繰り返すことが非常に多いと言われています。

どうやって治療をしていくのかというと、まずは経過を見ていくことが多いです。

粘液のう胞は良性のものなので、基本的には治療せず経過観察で問題はないのですが、繰り返し出来るようであれば、切開をして内容物を取り除きます。

その際に、ただ切るだけでは一時的に小さくなってもまた再発してしまうため、原因となった小唾液腺も一緒に取る必要があります。

そのため術後は少し腫れる可能性があります。再発を予防するために唇を噛む癖がある方は改善し、のう胞部に接触する歯や、尖っている歯がある時はその歯を少し削って調整することで再発防止することがとても大切です。

「小唾液腺をとってしまったら唾液がでなくなるのではないか」と心配される方も多いと思いますが、問題ありません。

なぜなら唾液腺には無数の小唾液腺と、メインとして重要な役割をしている三大唾液腺があるからです。

三大唾液腺とは

  • 耳下腺(耳の前にある唾液腺) 
  • 顎下腺(顎の下にある唾液腺) 
  • 舌下腺(ベロの下にある唾液腺)

通常時の唾液分泌の割合は①耳下腺:35~45%②顎下腺:45~55%③舌下腺:5%

それに対して小唾液腺の分泌の割合は5~8%と言われています。

そのため、小唾液腺の一部を取り除いたとしても日常の生活には全く影響は出ません。

虫歯などと違い、粘膜の疾患は痛みが出ないことも多いため中々自分自身で気がつくことも難しいと思います。

なので歯科検診を受けることで早期発見・早期治療に繋がっていくため、定期的な検診がとても大切だと思います。

不安なことがあれば小さいことであっても、いつでもご相談して下さい。

スタッフ一同、心よりご来院お持ちしております。

 

ブログ・お知らせ